当院は開業して20年間一貫して、結果を出すことを最も重要視してきました。

その中で私、上田の施術に対する考え方を伝えたいと思います。

当院での施術は一言でいうと『真剣勝負』です。施術の際にはいつも患者様の体の異常を改善できるかを勝負しているような意識で施術をさせていただいております。

私の考える施術というものは「なんとなく体に良い感じがする」だとか、「癒される」というようなものではなく、はっきりと勝敗がつくものであると思っています。ここでいう勝敗とは患者様の痛みなどの症状が改善されたか改善されていないかを指します。

施術を行うにあたって改善しない理由を挙げればきりがありません。例えば、加齢のため骨が変形していたり、日常生活でかなり無理をしたり、体重が重すぎたりなど。治らない理由を患者様のせいにしようとすればいくらでもあります。

私がこの仕事をしていて唯一誇れることがあるとすれば、それは改善しない理由を患者様のせいにしてこなかったことだと思います。

これは当院のスタッフにも指導していることですが改善しないことを患者様のせいにした瞬間に柔道整復師としての技術の向上はそこでストップしてしまいます。

当院では不調が治まった後も体のメンテナンスで月1回の通院をお勧めしております。その理由は自覚症状が治まったからと言って体の状態が100％元に戻っていないことが多いからです。

体の不調が出るまでの過程を考えると人にもよりますがその過程は10年以上の過程を経て発生せていることもざらにあります。10年かけて発生した体の不調が1週間でとれたとしても、それは本当の意味で治ったことにはなりません。

ちょっと無理をすれば、また再発してしまう非常に危険な状態にある方もたくさんいます。

自分の体は自分が分かっているようで、実はほとんど分かっていません。何もせず1ヵ月普通に生活をすればその分、疲労やストレスなど少しずつ体の状態は悪くなります。

いざという時に無理がきくように普段からの体のメンテナンスがとても大切です。それはご本人だけでなく、家族や周りの人のためでもあります。